台湾往復縦断2011(36)
阿里山の石棹の町から「阿里山森林遊楽区」に向かっていく。ここが阿里山観光のメイン舞台。北回帰線よりもわずかに北の国道18号を登っていく。切り立った断崖を縫う道。転落したらはるか下の谷間に真っ逆さまだ。慎重にTEKKEN(鉄拳)を走らせた。「阿里山森林遊楽区」への道は延々とつづく大型観光バスで大渋滞。これらの大型観光バスもその大半は大陸からの中国人観光客を乗せている。
数珠つなぎになった観光バスを追い抜き、「阿里山森林遊楽区」の料金所に到着。驚いたことにゲートの先も大渋滞。すごい数の観光バスだ。
しばらく待って台鈴の李さんが運転するサポートカーがやってきた。
渋滞のあまりのすさまじさに李さんは、
「カソリさん、ここはやめましょう」
といった。
残念だが仕方ない。また次の機会に「阿里山森林遊楽区」はまわるとしよう。
ということで国道18号をさらに登っていく。阿里山の祝山(2400m)の山頂近くを通っていくが、そこでは濃霧に突入。濃霧を走り抜けると、台湾ザルのお出迎え。
台湾の最高峰、玉山(3952m)を中心とする「玉山国立公園」に入ったところで、TEKKENを停めた。
「玉山国立公園」の石碑前でTEKKENの写真を撮っていると、1台の車が停まり、何と乗っていた女性に「カソリさんですか!」といわれた。
「おいおい、ここは日本かよ…」
うれしい台湾美人との2ショット!
握手して台湾美人と別れ、標高2622メートルの「塔塔加遊憩区」に到着したところで国道18号は終点になった。
阿里山の断崖絶壁の道
阿里山の森林
「阿里山森林遊楽区」に向かう観光バス
「阿里山森林遊楽区」のゲート
祝山の山頂周辺は濃霧
台湾ザルとの出会い
うれしい台湾美人との2ショット