台湾往復縦断2011(22)
台南の夜明け。
「グランドホテル」6階の部屋から明けゆく町並みを眺めた。
台南は北回帰線以南で、熱帯圏になる。
台北、高雄、台中に次ぐ台湾第4の都市だが、「台湾の京都」といわれるほどの古都。オランダ統治時代の1624年、この地に政庁が置かれて以降、鄭成功がオランダ軍を撃退後も、200年以上に渡って台湾の首都として繁栄した。市内には200を超える寺廟や史跡があるという。
さっそく夜明けの町歩きを開始。「グランドホテル」前の国道1号(中正北路)を歩く。街角の屋台街は早朝からやっている。次々にここで食べたり、買っていく人たちがやってくる。
国道1号から裏道に入っていく。眠りから覚めたばかりの台南の町。朝食専門の食堂はけっこう賑わっている。朝からしっかりと食べる台湾人を象徴するかのような光景だ。
こうして1時間ほどプラプラ歩き、「グランドホテル」で朝食。
朝食はバイキング。歩いたあとマンゴージュースがうまい。まずは朝粥とサラダ。次にパンと一緒に目玉焼きやハム、ソーセージ、豚肉、炒青菜、野菜炒めを食べ、最後にデザートのヨーグルトとフルーツ。カソリ、朝食は台湾人に負けないくらいよく食べるのだ。
「グランドホテル」前を走る国道1号
国道1号沿いの高層ビル
早朝からやっている屋台街
国道1号から裏道に入っていく
朝食専門の食堂
「グランドホテル」の朝食