台湾往復縦断2011(18)
斗六のレストラン「阿國獅」での昼食を終えると出発。ここでも3人の若きライダーが待ち構えていて、一緒に台南まで同行させてほしいという。
「いいですよ。どうぞ、どうぞ!」
斗六から新港へ。
その途中では「国家廣播対物館」を見学。ここは台湾の「国立ラジオ博物館」だ。
日本時代の建物をそのまま博物館にしたもので、日本時代の放送局の主任、山本正三氏を中心にして、日本人とおぼしき軍服を着たスタッフの写った写真が目立つところに展示されている。
このあたりがまさに台湾。平気で、というか、敬意を払って日本時代のものを残し、それを評価してくれている。
台湾を旅するとどうしても韓国と比較してしまうが、同じように日本に支配された韓国では日本時代は絶対的な「悪」。日本時代の遺産を博物館にするなんて…、韓国では考えられないことだ。
日本語を話す館長さんの案内で館内を見てまわった。館長さんは我々が出発するときはわざわざ玄関まで出て見送ってくれた。
斗六から台南まで同行したいという若きライダーたち
斗六郊外の田園風景
「国家廣播対物館」を見学
博物館前の噴水
博物館の全景
日本時代の写真
博物館の展示
当時の真空管
当時の放送用機器
博物館近くの店で