「青春18きっぷ2010」(6)
第2日目(東京→函館・その1)
午前4時、起床。まるで遠足前の小学生といった気分で胸がワクワクドキドキで、4時の起床もまったく苦にならない。
「東横イン鶯谷駅前」から鶯谷駅の南口へ。大跨線橋を渡る。まだこの時間だと始発前なので、山手線も京浜東北線も宇都宮線も高崎線も常磐線も、電車、列車は走っていない。大東京にも静まりかえるこのような時間帯がある。
それにしてもいい眺めだ。
何本もの併走して走る線路が町明かりを映して鈍く光っている。この線路が途切れることなく青森までつづいていると思うと、胸がジーンとしてくる。
「さー、青森を目指そう!」
鶯谷駅南口で「青春18きっぷ」の第1日目に日付印のスタンプを押してもらい、改札口を通り抜け、山手線&京浜東北線のホームへ。
山手線はまだ始発前なので京浜東北線の一番電車、4時32分発の大船行に乗る。
10両編成の電車はガラガラ。飲みすぎて最終電車を乗り過ごしたような人が、ロングシートに大の字になって寝ている。始発電車の風物詩!?
石川啄木の歌碑が、これから青森に向かうと思うと、じつに胸にしみる。
ふるさとの
訛なつかし
停車場の
人ごみの中に
そを
聴くにゆく
宇都宮線の乗場、上野駅5番ホームへ。すでに宇都宮行15両編成の列車が入線している。4時56分、ドア、オープン。前2両はボックスシートなので、先頭車両のボックスシートに座った。
いやー、もうすっかり旅気分!
5時10分、宇都宮線の宇都宮行は定刻通りに発車。
さっそく朝食。管理人さん差し入れの「金粒ライ麦パン」をカンコーヒーを飲みながら食べる。外はまだ真っ暗。尾久、赤羽と停車。荒川の鉄橋を渡り、埼玉県に入る。芭蕉の「奥の細道」ではないが、これで「旅心定りぬ!」
今年(2010年)まわった九州縦断の列車旅などを思い出しながら暗い車窓の風景を眺める。やがて夜が明け、栗橋駅を過ぎる頃には完全に夜が明けた。うれしいことに快晴だ。利根川を渡り、群馬県をかすめて栃木県に入る。
小山を過ぎ、6時56分、宇都宮に到着。
最後までガラガラ状態。15両編成の列車はここで折り返しの上野行になるが、今度はガラリと顔を変え、東京への超満員の通(痛?)勤列車になる。
鶯谷駅の南口
京浜東北線の一番電車に乗る
ターミナル駅、上野を感じさせる
上野駅の中央改札口
これが朝食
時刻表は欠かせない
夜が明ける
宇都宮に到着!
管理人マジでたまらず:
>さっそく朝食。管理人さん差し入れの「金粒ライ麦パン」をカンコーヒーを飲みながら食べる。
ちょwwwwwwww。
青森~北海道あたりでどうしようもない時の非常食を想定してたのに(そう伝えたはず)、もう翌朝には消化済みかいっ!!