「青春18きっぷ2010」(3)
川崎駅では駅構内のラーメン店「直久」で「しょうゆラーメン」(420円)を食べる。麺も汁もなかなか旨いラーメンだった。
いい気分で14時53分発の南武線の立川行きに乗る。6両編成の電車。向河原駅にはNECの工場。駅前工場だ。一気のこのエリアの拠点駅になった武蔵小杉ではドドドドッと大勢の人たちが乗ってくる。小田急線との接続駅の登戸を過ぎると、潮が引くように乗客は少なくなる。
多摩川を渡り、15時47分、終点の立川駅に到着。「川崎→立川」の南武線、完乗。これで完全乗車路線は3本目になる。
立川からは南武線で府中本町まで戻り、そこから16時11分発の武蔵野線・東京行き8両編成の快速に乗る。西船橋までは各駅停車で、「西船橋→東京」の京葉線間が快速になる。武蔵野線は道路でいえば東京大環状の国道16号のようなもの。
西国分寺では中央線、新秋津では西武池袋線、北朝霞では東武東上線、武蔵浦和では埼京線、南浦和では京浜東北線、東川口では埼玉高速鉄道、南流山ではつくばエクスプレス、新松戸では常磐線、東松戸では北総線、そして西船橋では総武線と東京から放射状に延びる路線と接続している。
武蔵野線に乗るのは久しぶりだが、いやー、驚いた。「府中本町→西船橋」間では乗降客が絶えることなく。混みあう区間は満員状態。以前は本数も少なくガラガラ状態は珍しくなかったのに。郊外へ、郊外へと膨張をつづける大東京の一端を武蔵野線で垣間見る。
17時27分、西船橋着。これで「府中本町→西船橋」の武蔵野線の全線を完全乗車。4本目の完乗路線になる。西船橋では電車を乗り換えることもなく、そのまま京葉線経由で舞浜、新木場と通り18時00分、東京駅の地下ホームに到着。反対側には外房線の特急「わかしお21号」が停車していた。
小田急線の伊勢原駅を出発したのは10時。いつもなら新宿で中央線の快速に乗り換え、東京駅までは1時間20分くらいの時間で着く。それを8時間かけてやってきたのだ。8時間の「伊勢原→東京」は、じつにおもしろい電車旅になった。
川崎駅構内の「直久」
しょうゆラーメンを食べる
南武線の立川行き電車
立川へ
立川に到着
カンコーヒーでひと息入れる
府中本町で乗り換え。武蔵野線の東京行き電車
車窓の風景
日が暮れる
西船橋駅に到着
東京駅に到着