カソリの島旅(78)丸亀→尾道
(『ジパングツーリング』2002年5月号 所収)
12時40分発のフェリーで広島から丸亀港へ。
丸亀からは海沿いの県道21号を西へと走る。
隣町、多度津町の多度津港には塩飽諸島の高見島、佐柳島に行く三洋汽船のフェリー「新なぎさ」が停泊していた。残念ながらこの2島は諦める。
その隣、三野町の海岸には津島橋でつながった津島がある。周囲150メートルほどの小島。そこに津島神社の本殿がある。
対岸の四国本土側には立派な遙拝殿と石の鳥居がある。ふだんは立ち入り禁止の津島なのだが、毎年8月4日、5日の津島神社の大祭のときに限って島に渡れる。そのときは大勢の参拝者が津島橋を渡っていくという。
詫間から荘内半島に入っていく。半島の東海岸からは間近に塩飽諸島の島々を眺める。 荘内半島の西海岸になると、島影はぐっと遠くなり、青く霞んで広島県側の島々がポツン、ポツンと見える程度。香川県の観音寺市に属する伊吹島も見える。
香川県から愛媛県に入る。新居浜沖の大島を見、今治へ。
今治到着は18時。食堂「るーじゅ」でラーメンライス(650円)を食べ、今治駅前に立ち、「しまなみ海道」で尾道に向かう。
来島海峡大橋(200円)、伯方・大島大橋(50円)、大三島橋(50円)、多々羅大橋(100円)、生口橋(50円)、因島大橋(50円)、尾道大橋(50円)と7本の橋を渡って21時20分、尾道に到着。「今治→尾道」の80キロを2時間50分で走った。
その夜は尾道駅近くの「尾道第一ホテル」に泊まった。