カソリの新・峠越え:神奈川(24)阿部倉峠
葉山大道の交差点から三浦半島横断の県道27号を行くと、滝の坂峠を越え、さらに阿部倉峠を越える。
横浜横須賀道路の高架橋の下をくぐり抜けた「大楠山登山口」の交差点が阿部倉峠で、三浦半島を相模湾側と東京湾側に二分する分水嶺の峠だ。
県道27号の交通量は多いし、峠の真上まで家々が建ち並んでいる。
阿部倉峠の交差点を右折し、横浜横須賀道路をまたいで阿部倉温泉へ。ここは三浦一族の隠し湯だったところで、三浦半島の古湯。秘湯の趣を漂わせている。
山中の一軒宿「湯の沢旅館」(入浴料1050円)の湯に入る。無色透明無味無臭の肌にやわらかな感触の湯。湯上がりにロビーでいただいた、つめたい水がうまかった。
そのあとは三浦半島の最高峰、大楠山(242m)に登る。
山頂からの眺めは絶景だ。
足下には横須賀の市街地が広がっている。猿島がはっきりと見える。対岸の富津岬もよく見える。その間には第一、第二の台場。目の向きを変えて南の方を見ると、剣崎の向こうには房総半島の大房岬が大きく見えた。
阿部倉峠
阿部倉温泉「湯の沢旅館」
三浦半島の最高峰、大楠山
大楠山の山頂でガッツポーズ!
大楠山から横須賀を見下ろす
大楠山から見る三浦半島(南部)