賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「2004・旧満州走破行」(22)

9月29日(水)晴 漠河 第9日目

 中国最北の町、漠河の朝は寒かった。ガタガタ震えてしまう。水溜りには氷が張っている。吐く息は真っ白だ。まだ9月だというのに…。

 寒さに震えながら、早朝の漠河の町を歩く。

 まずは市場歩きだ。

 野菜売場ではキャベツが目についた。巨大なキャベツ。肉売場ではメインは「猪肉」。といっても豚肉のことで、三枚肉などが売られていた。

 果実売場や豆腐売場、豆腐のペーパー、干豆腐などを見る。

 ひととおり市場を歩いたところで、町の目抜き通りを歩く。店先に何種ものホウキの並ぶ雑貨屋に入ってみる。朝鮮族の犬肉料理、冷麺の店。その隣は水餃子の店。安宿を兼ねた食堂もある。

 1時間ほどの町歩きを終えると「北極賓館」に戻り、ホテルのレストランで朝食にする。饅頭と粥、ゆで卵、漬物で、饅頭は2種の肉饅、粥も2種で米粥と粟粥だった。

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漠河の市場歩き

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キャベツがデカイ!

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淡水魚を売っている

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肉は豚がメイン

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果実売場

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豆腐ペーパー

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湯気の立つ豆腐を売っている

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ホウキが並ぶ雑貨屋

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町の食堂

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食堂兼安宿

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ホテルの朝食