「2004・旧満州走破行」(20)
9月28日(火)晴のち曇 塔河→漠河(その1) 第8日目
抜けるような青空の塔河を出発。冷たい風を切ってQS110を走らせ、中国最北端の地、漠河を目指す。
大興安嶺山脈の中に、一筋の道がはてしなく延びる。2車線の舗装路だが、交通量はきわめて少ない。このあたりは全長1300キロの大興安嶺山脈の北端になる。
日本で最長の山脈というと全長700キロの奥羽山脈になるが、大興安嶺山脈はその倍近い長さがある。北は黒龍江を越えてロシアのスタノボイ山脈(全長700キロ)につづいている。南西は中国の内蒙古自治区を東西に横断する陰山山脈(全長500キロ)につづいている。それらをすべて合わせれば、全長2500キロという長さになる。
大山脈の大興安嶺山脈だが、見た目にはなだらかな丘陵の連なりといった感じで、1987年の大森林火災で焼き尽くされたこともあり、山々の樹木もまばらだ。
昼過ぎにアムールの町の到着。この町の食堂で昼食にする。
トウモロコシ粉&アワ粉でつくったホットケーキ、豚の血腸、豚の腸の燻製、そして最後に麺を食べる。
同行の東京映像社長の大滝さんは「食」には大変、造詣の深い方。大滝さんの食文化のお話を聞きながらの食事はじつに楽しい。
大滝さんの元気の源は「食べること」で、好き嫌いなく何でも食べてしまうその鉄の胃袋ぶりには感動してしまうし、教えられることが多かった。
塔河を出発
大興安嶺山脈を貫く一筋の道
大興安嶺山脈の風景
漠河への道は交通量極少!
大興安嶺山脈北端の山並み
中国最北端の地へ
アムールの町の食堂で昼食
トウモロコシ粉&アワ粉のホットケーキ
豚の血腸
豚の腸の燻製
麺
東京映像社長の大滝さん