四国八十八ヵ所めぐり(79)
2009年4月26日(西条→高松・その2)
第66番の雲辺寺を下り、第67番の大興寺へ。山裾にはいくつもの溜池がある。カイツブリや青サギなどの水鳥を見る。大興寺は地元では山号をとって「小松尾寺」と呼ばれている。カヤと楠の古木があって、ともに樹齢は1200年と推定されている。「弘法大師お手植え」伝説の古木だ。
大興寺の本堂の左側には大師堂、右側には天台大師堂がある。ここはかつては天台・真言両宗の修行道場として栄え、天台宗12坊、真言宗24坊があったという。
大興寺からは観音寺の町中に入り、第68番神恵院と第69番観音寺へ。この2寺は隣り合っている。同じ山門から入っていく。四国八十八ヵ所の中でも、同じ境内に2寺が隣り合っているのはここだけ。先に神恵院、つづいて観音寺と2寺の参拝を終えると、納経所で2寺のお墨書と朱印をもらった。納経所も同じで、ひとつだけである。
観音寺から国道11号に出て、第70番の本山寺へ。山門をくぐり、本堂と大師堂を参拝。境内には五重塔が建っている。鎌倉時代に建てられた本堂は国宝。本尊は四国八十八ヵ所でも唯一の馬頭観音だ。そのせいなのか、境内には実物大の馬2頭の像があった。
1884、山裾の溜池
1898、第67番大興寺への道
1899、大興寺の山門
1900、大興寺のカヤの古木
1901、大興寺の楠の古木
1903、大興寺の本堂
1904、第68番神恵院と第69番観音寺の山門
1905、神恵院本堂の入口
1906、神恵院の本堂
1907、神恵院の大師堂
1909、観音寺の本堂
1917、第70番本山寺の山門
1914、本山寺の馬の像