四国八十八ヵ所めぐり(8)
2009年4月11日(徳島→神山・その2)
第5番の地蔵寺から第6番の安楽寺へ。巡礼街道の県道12号を行く。右手には讃岐山脈、左手には四国山脈の山並みが見える。青き四国の山々よ。
県道12号から右手に入ったところにある安楽寺の山号は温泉山。もともとこの寺は讃岐山脈の山懐の安楽谷にあった。弘法大師は温泉が湧いているのを見つけると、そこにお堂を建て、薬師如来像を彫ってまつったという。ということで安楽寺の本尊は薬師如来だ。
この寺には250人が泊まれる大きな宿坊がある。料金は1泊2食6500円で高くない。残念ながら今回はその機会がなかったが、寺の宿坊で泊まるというの「四国八十八ヵ所めぐり」のいい方法だ。
つづいて第7番の十楽寺へ。徳島自動車道の南側にある。楼門をくぐり、本堂と大師堂に参拝。十楽寺の本尊の阿弥陀如来像は弘法大師の作だといい伝えられている。ここでは観光バスに乗った団体に出会ったが、巡礼の季節ということもあって、大型の観光バスやマイクロバスに乗った団体にはあちこちで出会うことになる。団体さんと一緒になると、何かせわしなく、納経所も込み合い、「あ、しまった…」という気分になる。
十楽寺にも宿坊がある。近代的な造りの宿坊だ。
第8番の熊谷寺へ。ここは徳島自動車道の北側にある。山門(仁王門)はじつに大きい。四国88ヵ所の中では最大で、高さは13メートルもある。山門をくぐると右手に弁天堂、左手に多宝塔がある。その奥の中門をくぐり本堂で参拝。つづいて本堂左手の石段を登ったところにある大師堂を参拝した。
第6番・安楽寺の鐘楼門
安楽寺本堂
安楽寺の大蘇鉄
安楽寺の宿坊
第7番・十楽寺の鐘楼門
十楽寺の遍照殿
十楽寺本堂
十楽寺の大師堂
団体のお遍路さん
十楽寺の宿坊
第8番・熊谷寺の山門
熊谷寺の多宝塔
熊谷寺の中門
熊谷寺本堂