四国八十八ヵ所めぐり(5)
2009年4月10日(徳島)
おにぎり&味噌汁の朝食を食べ、8時、「東横イン徳島駅前」を出発。「四国八十八ヵ所めぐり」の「四国一周」の開始だ。スズキ・アドレスV125Gのメーターは1629キロ。
まずは四国第一の大河、吉野川を渡り、河口までいく。対岸には徳島の市街地。眉山が目立つ。河畔にアドレスを停めて記念撮影。ブルーのアドレスは四国の青い空を背にしてじつによく映える。青空を映した吉野川はより青い。吉野川の流れ出る海も青い。
「青い四国だ!」
次に阿波の一の宮、大麻比古神社に参拝。境内には御神木にもなっている樹齢1000年の大楠。高さは22メートルという大木だ。
そして四国88番第1番札所の霊山寺(りょうぜんじ)に行く。
ここで巡礼用の諸々の用具を買いそろえる。白装束と頭陀袋、首にかける輪袈裟、鈴。それと般若心経の経本と数珠、納経帳、本尊の御影保存帳、納札、線香、ローソク。
これでよし!
白装束の背には「南無大師遍照金剛」とお大師さん(空海)の尊号(宝号)が墨書きされている。「同行二人」と書かれた頭陀袋の中には数珠と経本(般若心経)、線香、ローソク、納経札、納経帳、御影保存帳を入れる。頭陀袋には鈴をつける。チリーン、チリーンという鈴の音は心に響き、耳に残るもの。
さっそく霊山寺を参拝する。
さて、どのように参拝するかというと、山門の前で合掌するところからはじまる。
次に手洗いで手を清め、鐘をつけるところでは鐘をつき、本堂を参拝する。線香とローソクをあげ、自分の名前を書いたお札を納め、賽銭(今回の賽銭はすべて100円と決めた)を入れ、合掌して般若心経を上げる。
その前には「をんさんまやさとばん」と3度、真言を唱え、般若心経を1巻あげ終ると、本尊の真言をやはり3度、唱える。
たとえば本尊が釈迦如来像だとすると「のうまくさんまんだぼだなんばく」、弥勒菩薩像だと「おんまいたれいやそわか」、薬師如来像だと「おんころせんだりまとうぎそわか」といった具合になる。
これと同じことを弘法大師をまつる大師堂でもする。
本堂と大師堂での参拝を終えると、納経所に行き、納経帳に朱印をもらい、墨書きをしてもらう。そして本尊の御影(墨絵)を保存帳に差し込んでいく。
これで第1番・霊山寺の参拝が終った。
吉野川の河口
吉野川にかかる橋
大麻比古神社の大楠
第1番札所、霊山寺の山門
霊山寺の本堂
これが巡礼のスタイル
霊山寺の庭園