賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

ユーラシア大陸横断(36)サンチャゴ→ポルト

 (『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収)

2002年8月10日(土)雨のち晴 サンチャゴ→ポルト 260キロ

 7時、朝食。オレンジジュース、コーヒーを飲み、パン、チーズ、ハム、サラミの朝食を食べる。

 8時、出発。ビゴを通り、国境のミノ川を渡ってポルトガルに入る。スペイン・ポルトガル国境もフリーパスだった。

 12時、バナ・デ・カステロに到着。大西洋が見える。いよいよ、「ユーラシア大陸横断」のゴール、ロカ岬が視野に入ってきた。海辺のレストランで昼食。白身の魚料理を食べた。ポルトガル人は日本人と同じように魚をよく食べる。

 15時、ポルトに到着。中心街のホテルに泊まり、町を歩いた。

 夕食はチャイニーズレストラン「北京酒楼」で。ポルトといえば「ポートワイン」。まずはワインで乾杯。ロカ岬へのゴールが間近に迫り、高揚した気分で乾杯を繰り返した。そのあとワンタン麺やチャーハンを食べた。

 ポルトはポルトガル北部の中心都市。17世紀以来、「ポートワイン」の積み出し港として世界的に知られるようになったが、その歴史はさらに古く、古代までさかのぼる。ワインを飲みながら、そんなポルトの歴史をしのんでみた。

1884、大西洋の海岸に出る

大西洋の海岸に出る

1885、遠浅の海

遠浅の海

1886、海辺のレストランで昼食

海辺のレストランで昼食

1887、ポルトの中心街

ポルトの中心街

1888、ポルトで見る大西洋

ポルトで見る大西洋