ユーラシア大陸横断(18)チェラビンスク→ウファ
(『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収)
2002年7月22日(月)曇のち晴 チェラビンスク→ウファ 414キロ
8時、朝食。ライス、ハンバーグ、ビーン、サラダ。
9時、チェラビンスクを出発。ここからはモスクワに通じているM5(国道5号)になる。モスクワから放射状に延びるロシアの幹線国道の1本。
10時45分にアジア側最後の町、ミアスに到着。前方にはウラル山脈のゆるやかな山並みが連なっている。
11時30分、ウラル山脈の峠に到達。北極海に流れ出るオビ川とカスピ海に流れ出るボルガ川の水系を分ける分水嶺で、アジアとヨーロッパを分ける峠になっている。
チェラビンスクから124キロの地点。峠には大きな石柱の碑。西に向かっては「ヨーロッパ」、東に向かっては「アジア」と書かれ、その側面には欧亜を分ける線が引かれている。
ここはまさに“大陸境”なのだ。
日本の峠と違って、そこからはさらにいくつもの峠を越えてウラル山脈を越えていく。全長2000キロを超えるウラル山脈は幅も広い。本州がすっぽり入ってしまうくらいの300キロ近い幅があるのだ。
そんなウラル山脈の峠のひとつで昼食。パン、ソーセージ、サディーンの缶詰、それとインスタントラーメンだ。
ウラル山脈を越えると、前日とはうってかわって猛烈な暑さ。
19時20分、ウファに到着したが、気温は33度。うだるような暑さ。「ホテルロシア」に泊まる。
ホテル8階のレストランで夕食。全員、ビールで乾杯。
我々はアジアからヨーロッパに入ったのだ。
ライス&ビーフ、サラダの夕食を食べ終えると、ウファの町をプラプラ歩く。巨大なレーニン像。遊園地。広場で見かけた女性たちの多くはシベリア同様、スケスケルック。ノーブラの若き女性もいて乳首が見える…。
ウラル山脈が見えてくる。アジア側最後の町ミアス近くで
ウラル山脈に向かって延びるM5
ウラル山脈の峠。ここがアジアとヨーロッパの境!
ウラル山脈を越えて入ったヨーロッパ側の森林地帯
ウファのレーニン像
ウファの中心街を歩く