賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

ユーラシア大陸横断(19)ウファ→カザン

 (『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収)

2002年7月23日(火)晴 ウファ→カザン 548キロ

 7時、「ホテルロシア」のレストランで朝食。黒パン、チーズ、サラミ、サラダ、ロシア風のオムレツ。飲み物は紅茶。

 9時、パトカーの先導でウファを出発。町並みを抜け出たところでパトカーはウファに戻っていった。

 ウファからカザンへM7を行く。モスクワへの道標が出てくる。いよいよモスクワが視界に入ってきた。

 広大な麦畑が広がっている。牧草地もとてつもなく広い。白い花をつけたソバ畑もあった。暑い。それにしても暑い。真夏のサハラ砂漠から吹いてくる熱風のシロッコがこのあたりまで入り込んでいる。気温は40度近い。

 M7沿いの木陰で昼食。パン、ソーセージ、サケの缶詰。暑さにやられもうグッタリ。昼食後は昼寝。わずかな時間の睡眠をむさぼった。

 19時、カザンに到着。気温は39度。「ホテルタタールスタン」に泊まる。カザンはタタールスタンの都だった。それにちなんだホテル名。夕食はホテルのレストランで。ライス&肉料理。

 夕食後、カザンの町を歩く。日が落ちると、やっとしのぎやすくなる。目抜き通りのモールからクレムリンへと歩いた。

1824、油田地帯を行く

油田地帯を行く

1825、ウファからカザンへ、M7を行く

ウファからカザンへ、M7を行く

1826、M7沿いのガソリンスタンド

M7沿いのガソリンスタンド

1827、カザン近くのモーテル

カザン近くのモーテル

1828、カザンの中心街

カザンの中心街