賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

ユーラシア大陸横断(その2)ダリネレチェンスク→オブルチェ

2002年7月3日(水)曇りのち雨 ダリネレチェンスク→オブルチェ 717キロ

 ウラジオストクでの2日間の遅れ(バイクの引き取りに手間取った)を取り戻すため、今日はハバロフスクの先のオブルチェまで走る。

 8時にホテルのレストランで朝食を食べ、9時に出発。

 M60を北に走り、ウラジオストクから770キロのハバロフスクには15時45分に到着した。

 シベリアの大河、アムール川に面した都市。ここではパトカーの先導。信号が赤でも、そのまま交差点を走り抜けていく。

 ハバロフスクから先は、チタまで、国道級の幹線道路がない。

 アムール川にかかる長い橋を渡り、西に向かうと、道が悪くなる。おまけに前方には真っ黒な雲。やがてそれに突っ込み、猛烈な雨が降る。

 ハバロフスクから200キロのビロビジャンの町は水があふれ、町中で川渡りをした。

 ビロビジャンを過ぎるとダートに突入。雨で濡れたツルツルのダートを速度も落とさずに突っ走った。ダートは100キロほどつづいた。

 ダリネレチェンスクから700キロ以上走り、23時、オブルチェに到着。シベリア鉄道のオブルチェ駅構内のレストランで遅い夕食を食べ、町のゲストハウスへ。

 ところがここは一滴の水も出ないし、シャワーも浴びられなかった‥。

ダリネレチェンスクで泊まったホテル

ダリネレチェンスクで泊まったホテル

ダリネレチェンスクのガソリンスタンド

ダリネレチェンスクのガソリンスタンド

M60沿いのレストランで昼食

M60沿いのレストランで昼食

シベリアの広野を行く

シベリアの広野を行く