「広州→上海2200キロ」(9)
「大長江」のゲストハウスで昼食をいただいたあとは、日本から送り出した「広州→上海」を走るアドレスV125Gとのうれしい対面だ。木箱の梱包を解き、さっそく「大長江」の敷地内を走りまわった。
アドレスの軽快なエンジン音が響き渡る。
「やったね!」。
携行用のナンバープレートをアドレスV125Gのテールボックスの中に入れておく。「臨時入境」と書かれているが、期間限定、走行ルート限定のもので、中国では国際登録ナンバーは通用しない。
このナンバープレートと通行証、運転免許証が、「広州→上海」を走るための3点セットになる。
通行許可証には所有者名、二輪車、メーカー名、積載量の制限、乗車定員の制限、許可された走行ルートが書かれている。
運転免許証(写真)は中国国内のもの。中国はジュネーブ条約の加盟国ではないので、国際免許証は通用しない。そこで中国の免許証を取らなくてはならないのだが、これはバイクでの走行を許可された日数内の期間限定の免許証だ。表面には写真が貼られ、名前と性別、国籍、有効期間などが書かれている。裏面には中国語と英語で中国内での走行の注意点、たとえばポリスチェックの時は止まるようにといったことが書かれている。
広大な「大長江」の敷地内を走ったあとは、本社前のゲートを出て江門の町へ。江門の中心街をひとまわりすると、また、「大長江」の本社前に戻って来るのだった。
この中にアドレスが入っている
うれしいアドレスとの対面!
さっそく「大長江」内を走る
「大長江」の本社で
これが運転免許証