「南米・アンデス縦断」(67)
1月20日。目を覚ますとすぐに町歩きを開始。そのあと「ニジャール・ホテル」の朝食を食べ、ビエドマを出発。リオネグロ川を渡り、南緯40度線を越え、さらにリオコロラド川を渡った。
「リオコロラド」は直訳すれば「赤い川」。このリオコロラド川がアルゼンチンの心臓部ともいえる大平原の「パンパ」と不毛の荒野がつづく「パタゴニア」を分けている。
リオコロラド川を渡ると風景は一変し、一面の大農地になる。収穫の終わった小麦畑が際限なく広がっている。大地を黄色く染めるヒマワリ畑も見られる。小麦の大貯蔵所には大型トラックが長い列をつくって順番を待っていた。
昼食はガソリンスタンド内のレストラン。エンパナーダと骨つき肉を食べた。エンパナーダは中に牛肉などの詰め物をした揚げパンでアルゼンチン人の大好物。焼き上げたエンパナーダもある。
16時10分、バイアブランカに到着。「ウシュワイア→ブエノスアイレス」間の国道3号沿いでは最大の都市だ。
「アルゴス・ホテル」に泊まり、夕食後は町を歩いた。中心街の広場に行き、そのあと鉄道の中央駅へ。寂れた中央駅は交通の主役が鉄道から長距離バスに変わったアルゼンチンの現状を象徴しているかのようだった。
ビエドマの町を歩く
ビエドマのセクシーな看板
リオネグロ川
リオコロラド川
昼食のエンパナーダ
夕暮れのバイアブランカの町