賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「南米・アンデス縦断」(66)

 1月19日、プエルト・マドリンを出発。国道3号を北上。広大なパタゴニアの荒野を突っ走る。天気は快晴。抜けるような青空には一片の雲もない。まだ南緯40度以南の世界だが、スズキDR-Z400Sで切る風はもう冷たくない。

 国道3号と国道251号の分岐点で昼食。レストランでビフテキを食べた。昼食後には15分の昼寝。いつものことだが、この短い眠りがすごく効く! 昼食後というのは一番、眠くなる時間帯だが、「15分寝」のおかげで居眠り運転することなくDRを走らせることができた。

 昼食後も国道3号を北へ、北へと走り、17時40分、ビエドマに到着。プエルト・マドリンから445キロ。町外れをリオネグロ川が流れている。「リオネグロ」は直訳すれば「黒い川」。対岸はカルメン・デ・パタゴネスの町になる。丘の上の大聖堂が目立って大きい。

 ビエドマの町中にある「ニジャール・ホテル」に泊まる。町をひとまわりしたところで食べ放題のチャイニーズレストランに入り夕食にする。チョリソー(サーロインステーキ)やソーセージ、サラダを食べたあと、さらにチャーハンや焼きそば、中華の惣菜を食べた。ついつい食べ過ぎてしまい、もう苦しいほどの満腹だ。

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「ホテル・ラ・ポサダ」の朝食

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プエルト・マドリンを出発

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昼食のビフテキ

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国道3号を北へ

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ビエドマに到着

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チョリソーを焼いている

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チャイニーズレストランの夕食