「旧満州走破行2004」(87)
10月18日(月)曇のち晴 瀋陽(その4) 第28日目
瀋陽の町歩きを終え、連泊の「商貿飯店」に戻った。
日が暮れたところでホテルを出発。夕暮れの町を歩き、上海料理の店「梅龍鎮」に入った。
「旧満州走破行」最後の夕食。アヒル肉、アヒルのレバーと、「アヒル」がメイン。
湯波料理も出た。中国では湯波のことを「豆腐皮(トーフピア)」といっている。湯波の中に野菜などの詰め物がしてある。
それと何と氷の上にのせたサーモンの刺身が出た。中国で刺身を食べるようになったのは最近のこと。これは日本食の影響といえる。
最後はワンタン。胃にやさしいとでもいおうか、上海料理は東北料理に比べるとはるかに薄味で淡白。慣れ親しんだ東北料理はまさに田舎料理で味が濃く武骨だ。
夕食を終え、「梅龍鎮」を出、夜の瀋陽の町をプラプラ歩く。いよいよ東北(旧満州)を離れるとなると、急に東北料理がなつかしくなってくる。1ヵ月あまり、毎日、食べつづけた東北料理の数々が目に浮かんでくるのだった。
「商貿飯店」を出発
上海料理の「梅龍鎮」で夕食
湯波料理
サーモンの刺身
最後は上海風のワンタンだ