賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

カソリのミニ旅(19)

2010年5月5日(水)晴 大磯(1)

 午前9時、伊勢原の我が家を出発。スズキDR-Z400Sを走らせ、「相模国府祭(さがみこうのまち)」を見に大磯に行く。

「相模国府祭」というのは毎年5月5日、相模国一の宮の寒川神社、二の宮の川匂神社、三の宮の比々多神社、四の宮の前鳥神社と平塚八幡宮、それと総社の六社神社が大磯の祭場に集まり、国家安泰、五穀豊穣、各地の産業の発展を祈願する祭りで、1000年以上もつづく古式だ。

 その前に我が家に一番近い比々多神社を皮切りに、それらの「六社めぐり」をした。

 比々多神社(伊勢原市)→寒川神社(寒川町)→前鳥神社(平塚市)→平塚八幡宮→川匂神社(二宮町)→六所神社(大磯町)という順に6社をめぐり、「国府祭」の神揃山祭場へ。そこには6社の「神体石」がまつられている。6社が祭壇を設け、大勢の人たちが参拝していく。

 神揃山の下の馬場公園はまさに祭りのにぎわい。数多くの屋台が出、広場では6社がそれぞれに太鼓を打ち鳴らしている。ここは大矢場祭場で、国司祭がおこなわれる。

「国府祭」がおこなわれるこの一帯は古代相模国の国府跡。相模国の中心だった。

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寒川神社

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神揃山の「神体石」

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祭壇の供物

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神揃山を行く各社の一行

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馬場公園では各社が太鼓を打ち鳴らす