賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

台湾往復縦断2011(9)

 台鈴の125㏄スクーター、TEKKEN(鉄拳)を走らせ、龍潭の町に入っていく。

 ここではスズキの販売店「栄春車業」を訪問。冷えたスイカとパイナップルを出してくれる。汗を流しながらTEKKENに乗ってきたので、これがじつにうまい。

 スイカとパイナップルでひといきついたところで、社長の曽慶さんに日本のコイノボリを贈る。台鈴が用意したものだが、これがずいぶんと各地で喜ばれた。台湾のみなさんの日本の文化を喜んでくれる心がうれしい。曽さんからは地元の銘菓をいただいた。

 店は奥さんが事務を担当し、曽さんは息子の正明さんらと販売、修理、整備をしている。台湾にはこのような家族でやっている店が多い。

 店内には土地神がまつられている。商売繁盛の神なのだという。台湾ではどこでもそうなのだが、神々が生きている。

「栄春車業」には一目、カソリを見ようと、何人かのライダーが来てくれていた。そんな若者たちとしばしの歓談。台湾のライダーの中心は10代、20代の若者だ。

 「栄春車業」の訪問を終えると、龍潭の町名の由来にもなっている龍潭へ。

 大きな池だ。湖畔には寺院も見られる。

 湖畔のレストラン「大楊梅鵞荘」で昼食。盛大なご馳走をいただいた。

 まずはオードブル。それには刺身ものっている。

 つづいて鶏&鵞鳥、海鮮鍋、エビ料理、イカ&豚、グラタン風貝料理、牛鍋、アワビ、白身の魚料理…と円卓に次々に出てくる。こうして昼食を食べていると、いつものことだが「食大国」台湾を実感するのだ。

 デザートを食べ終わると、湖畔を歩き、最後にサトウキビを絞ったサトウキビジュースを飲んだ。サトウキビジュースの甘さが口の中、いっぱいに広がっていく。

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サポートカーに描かれたカソリの似顔絵

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龍潭の町に入っていく

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「栄春車業」を訪問。コイノボリを贈る

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カソリを一目見ようとやってきた若きライダーたち

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店内にまつられている土地神

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これが龍潭

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「大楊梅鵞荘」で昼食

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まずはこれから

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鶏と鵞鳥

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海鮮料理

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エビ料理

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イカと豚肉

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グラタン風貝料理

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牛鍋

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アワビ

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白身魚のあんかけ

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最後はサトウキビジュース