台湾往復縦断2011(6)
台北の夜明け。
「康華大飯店(ゴールデンチャイナホテル)」の部屋ですばやくトイレ、シャワーをすませると、
「それ、行け!」
とばかりに、夜明けの町に飛び出していく。
ぼくは異国の町の朝歩きが大好きなのだ。
ホテル前の大通り、松江路にはまだ街路灯がついている。それが歩いているうちに消えていく。この夜明けのシーンがたまらない。
大通りから裏道に入る。
いかにも台湾らしい光景なのだが、駐輪場にはズラズラズラッとスクーターが並んでいる。
早朝の行天宮を参拝。ここは関帝廟で「三国志」の英雄、関羽を主神としてまつっている。華々しいというか豪華絢爛の行天宮。早朝から商売繁盛を願って多くの参拝者がやってくる。関羽は初めて算盤と帳簿を使ったとのことで、三国志の英雄もいつしか商売の神になっていった。
松江路と交差する民権東路を歩き、そこから裏道に入り、「錦州公園」という公園を歩く。台北の公園はどこもきちんと手が入ってきれいだ。公園内のガジュマルを見ていると、台湾と沖縄の距離の近さを感じた。
1時間半ほど歩き、「康華大飯店」前の松江路に戻ってきた。
「さー、台湾往復縦断の開始だ!」
まだ松江路の街路灯はついている
裏道に入っていく
日本語の看板が目につく
早朝の行天宮
朝早くから参拝する人たち
行天宮の神々
錦州公園を歩く
公園内のガジュマル
ファミリーマートは「全家」