「伝説の賀曽利隆オンライン」(47)
(2003年9月18日)
「東北縦断」から帰ってきました。今回は東北の林道を徹底的に走ってきましたが、東北は「林道の宝庫」だと、あらためて実感した次第です。
東京からスズキDJEBEL250XCを走らせ青森へ。
下北半島に入り、本州最北端の大間崎まで行き、そこから南下しました。「かっぱの湯」や「夫婦かっぱの湯」のある奥薬研温泉を拠点にまずは佐藤平林道、易国間林道、湯ノ川林道と走りましたが、3本の林道のダートは合計55・2キロでした。
そのあと走りつないだ林道のダート距離は次のようなもの。
斧のような形をした下北半島の柄の部分の2本の林道のダートは合計20・5キロ。
青森・秋田県境の峠を越える相馬田代林道とそれに連続する大摩当林道、河北林道、青森・岩手県境の峠を越える道前田山林道の4本の林道のダートは合計98・9キロ。
奥羽山脈の秋田・岩手県境の峠を越える真昼岳林道、萱峠林道、三森山林道の3本の林道のダートの合計は53・8キロ。
秋田・山形県境の鳥海山の峠を越える手代奥山林道がダート30・3キロ。
宮城県の鳴子温泉を拠点に走った6本の林道のダートは合計55・1キロ。
仙台に近い泉ヶ岳周辺の5本の林道のダートは合計50・0キロ。
宮城・山形県境の峠を越える南蔵王不忘山林道がダート21・4キロ。
山形・福島県境の峠を越える葡萄林道と五枚沢林道がダート13・3キロ。
花戸林道とそれにつづく山形・新潟県境の峠を越える朝日スーパー林道のダートは合計26・8キロ。
新潟・福島県境の峠を越える本名室谷林道がダート28・7キロ。
小塩塩ノ岐林道など奥会津の林道6本のダートは合計81・7キロ。
甲子鎌房林道とそれにつづく西部林道、奥西部林道のダートは29・8キロ。
最後は福島・栃木県境の峠を越える川俣檜枝岐林道、田代山林道、安ヶ森林道の3本でしたが、ダートの合計は77・1キロ。
ということで「大間(青森)→東京」の「東北縦断」では全部で39本の林道を走り、ダート距離の合計は612・8キロになりました。
「東京→青森」(今回はその逆ですが)というのは、このように最高におもしろく走れるダートランのゴールデンルートなのです。
東北を走り終えたところで、次は「中国ツーリング」。9月25日に出発し、中国東北部最大の都市、瀋陽を拠点に「中国・北朝鮮国境2000キロ」を走ってきます。(了)
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※このあと「賀曽利隆オンライン」は閉鎖されました。