2010台湾一周(15)台中→台南(その5)
6月19日(土)晴
台湾南部の中心都市、台南に入っていく。ここは台北、高雄、台中に次ぐ第4の都市。
16世紀後半、漢民族がこの地に移り住み、台南の都市としての歴史がはじまった。
1653年には台湾南部に進出したオランダ人が、台湾支配の根拠地としてプロビデンシャ城(紅毛城)を築いた。
1661年、鄭成功はオランダ人勢力を撃退。清朝中期にはこの地に台湾府が置かれ、1887年には台南府と改められた。台南は200年近くも台湾の首府だった。
そんな歴史を持つ台南は、台湾最古の都市。台湾の京都ともいわれている。
台南の町は台南駅東側の新市街、西側の旧市街に分かれている。旧市街の西には台南運河が流れているが、運河を渡った西側は歴史の古い安平地区になり、オランダ、鄭成功が拠点とした安平古堡がある。
台南に到着すると、天后宮を参拝。ここは「台南大マ祖廟」とも呼ばれ、マ祖をまつっている。造られたのは1664年のことで、鄭氏政権の崩壊後、マ祖廟につくり変えられたという。
なお、この天后宮の北側にある赤カン楼がオランダ人の築いたプロビデンシャ城だ。
天后宮の参拝を終えると夕暮れの台南の町を走り、創業100年という老舗の「度小月」で夕食。ここの名物は担仔麺。麺は沖縄ソバ風。担仔麺を食べたあとはサメ皮、揚げ物、焼き魚、カキ、タケノコと食べた。
台南運河に近い「康橋商旅」に泊ったが、すぐさま部屋のテレビのスイッチを入れる。ワールドカップの日本対オランダ戦を見ようとしたのだが、チャンネル数が多すぎる…。全部で115チャンネルもある。きっとどこかでやっているはずだと、しぶとくチャンネルをまわし、ついに中国語放送の日本対オランダ戦の後半戦を見ることができた。0対1で敗れたが、予想以上の善戦にうれしくなった。それにしても惜しかったのは後半ロスタイムの岡崎のシュート。あれが決まっていたら…。
台南の町に入っていく
台南ではこんないいシーンも!
台南で見かけた長距離バス
天后宮のお守り
天后宮内
台湾人の様々な願い事
線香の煙がたなびく
マ祖像に祈る人たち
天后宮を出発
夕暮れの台南を走る
「度小月」で夕食
担仔麺づくりを見る
これが担仔麺
サメ皮
揚げ物
焼き魚
カキ
タケノコ
デザート