2010台湾一周(10)台北→台中(その5)
6月18日曇のち晴
大甲から台中へ。
台中は人口120万人。台湾中部の中心都市で、北部の台北、南部の高雄に次ぐ台湾第3の都市になっている。ちなみに台北の人口は260万人、高雄は200万人だ。
アドレスV125Gを走らせ、中心街へ。スカイウェーブ250で先導してくれている曾さんの向かった先は、スズキの販売店「稚豊車業」。驚いたことに大勢の人たちが店の前でぼくの到着を待ち構えてくれていた。到着すると、新竹の販売店のときと同じように、「バンバンバン」と激しく爆竹が打ち鳴らされる。
つめかけた50人を超えるみなさんに、「台湾一周」について話す。昨年の「広州→上海2200キロ」や「日本一周」「四国八十八ヵ所めぐり」など一連のアドレスでの旅も話す。それを李さんと西方さんがみなさんに通訳してくれる。西方さんはまだ若い19歳。お父さんが台湾人、お母さんが日本人だ。
「稚豊車業」に来てくれたみなさんは若者が大半。若者たちは目を輝かせてぼくの話を聞いてくれた。そのあと李さんは日本の法多山(袋井市)の交通安全のお守りを抽選に当った人たちに手渡していく。台鈴は「台湾一周」のために相当数の法多山のお守りを用意した。そのあとはカソリのサイン会。みなさんに「生涯旅人!」を思い思いのものに書いてあげた。色紙を用意している人もいた。
ここでうれしかったのは大学のツーリングクラブのみなさんからTシャツをプレゼントされたことだ。それには10人以上のメンバーがサインしてくれた。「マサです!」と日本語で書いてくれた人もいた。
スズキの400㏄バイク、DR-Z400SMに乗って来た人には、
「カソリさん、ぜひとも私のバイクに乗ってください」
と頼まれた。エンジンをかけ、DR-Z400SMにまたがると、うれしそうにして写真を何枚も撮った。彼に「ぼくもDRに乗っているんですよ」というと、よけいにうれしそうな表情を浮かべる。我が愛車のDR-Z400Sのこともよく知っていた。
みなさんの見送りを受けて「稚豊車業」を出発。夜の台中を走り、食堂で夕食。台鈴のみなさんとの食事が楽しい。炒飯、炒麺(焼きそば)、鵞鳥(ガチョウ)肉、豚肉料理、豆腐料理…と次々に台湾料理が出てくる。
そのあと夜の台中の繁華街を歩き、「文華道会館」に泊った。ここはじつに洒落たホテルだった。
台中の町に入っていく
台中のスズキ販売店に到着
スズキの販売店には大勢の人たちが来た
台中のツーリングクラブのみなさんからのプレゼント
台中のスズキ販売店「稚豊車業」を出発
この店で夕食
台鈴工業のみなさんとの楽しい夕食
テーブルには次々と台湾料理が出てくる
台中の夕食
夜の台中を歩く