賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

「2004・旧満州走破行」(18)

9月27日(月)晴のち曇 黒河→塔河(その4) 第7日目

 呼馬の町で昼食を食べ、13時、出発。町を出るとすぐにダートになるが、塔河を目指して突っ走る。

 このあたりは大興安嶺山脈の北端で、森林地帯がつづく。といっても大木はほとんど目にしない。細い木ばかりなので、うっそうとした森林ではなく、日の光が中まで差し込むような明るい森林だ。

 夕方になると、さらに気温は下がり、ガタガタ震えてしまう。グローブを冬用に変え、オーバーパンツをはき、ネックウオーマーをし、バンダナのマスクをする。

 ナイトランがきつかった。一段と寒くなり、寒さと戦いながらスズキQS110を走らせた。塔河に近づき、ダートから舗装路に変ったときは心底、ほっとした。

 塔河に到着したのは22時30分。黒河から494キロ。そのうち465キロがダートだった。

 こんな遅い時間の到着にもかかわらず、塔河では大歓迎され、ホテルでの深夜の宴会がはじまった。全部で20皿以上もの料理。大変なご馳走だ。ホテルの支配人の孫さんは北京ダックまで用意してくれていた。

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呼馬を出発

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塔河への道

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工事区間を走り抜けていく

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小休止

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大興安嶺山脈の森林地帯

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塔河の深夜の宴会

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北京ダックが出た!