「2004・旧満州走破行」(3)
9月23日(木)晴 徳恵 第3日目
吉林省の徳恵では「徳恵賓館」に泊まったが、夜が明けると、町歩きを開始。
ここの市場はよかった。早朝から大勢の人たちでにぎわっていた。屋台で朝食。油條と豆腐。油條は中国人の大好きな棒状の揚げパン。彼らはよく豆乳を飲みながら食べる。つづいて別な屋台でジャガイモのクレープを食べた。
興味深かったのは麺の屋台。目の前で手延麺をつくるのだが、まるで魔術でも見ているかのように、あっというまに麺ができあがる。これが「拉麺(ラーメン)」。ラーメンは麺の作り方の一種類。
うれしかったのはぼくの大好物の熟柿が売られていたこと。その場で3、4個、パカパカッと食べた。柿は「柿子(スーズー)」といっていた。
肉屋は豚肉が主だが、牛肉、馬肉、ロバ肉、羊肉も売っていた。魚屋では淡水魚のコイやナマズなどを売っていた。徳恵の市場を歩いたことによって、自分にとって旧満州(東北)がぐっと身近なものになっていった。
徳恵で泊まった「徳恵賓館」
トウガラシを積んだ馬車が行く
市場歩きの開始
活気に満ちた早朝の市場
油條を揚げている
市場で朝食。油條を食べる
肉屋
木の実を売っている
魚屋
揚げたて、焼きたてを売っている
麺づくりを見る
饅頭を蒸している
熟柿を売っている
徳恵の町並み