賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

四国八十八ヵ所めぐり(18)

2009年4月13日(宍喰→伊野・その2)

 室戸の町中にある第25番の津照寺に到着。山門をくぐり、125段の急な石段を登っていく。その途中には中門の鐘楼門がある。

 ここは室戸の町並みと太平洋を見下ろす絶景の地。弘法大師がこの地を訪れたとき、漁師の無事と豊漁を祈って延命地蔵尊を彫り刻み、堂宇を建ててまつったという。ということで津照寺の本尊は地蔵菩薩だ。

 石段をのぼりきって本堂を参拝し、石段を下って大師堂を参拝し、津照寺を離れた。

 つづいて第26番の金剛頂寺。室戸から国道55号を行き、3キロほど山中に入ったところにある。山門には大ワラジ。ここは弘法大師が開いた最初の寺といい伝えられている。

 境内には「一粒万倍の釜」があるが、大師が3粒の米を入れて炊くと、釜いっぱいの飯になったという伝説の釜だ。

 金剛頂寺は「西寺」とも呼ばれるが、それに対しての「東寺」というのは第24番の最御崎寺である。

shikoku2009-18-1404

第25番・津照寺の山門

shikoku2009-18-1405

津照寺の124段の石段

shikoku2009-18-1407

津照寺本堂

shikoku2009-18-1409

津照寺の大師堂

shikoku2009-18-1412

第26番・金剛頂寺の山門

shikoku2009-18-1413

山門の大ワラジ

shikoku2009-18-1414

金剛頂寺本堂

shikoku2009-18-1415

金剛頂寺の大師堂

shikoku2009-18-1418

金剛頂寺弘法大師

shikoku2009-18-1416

一粒万倍の釜