賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

東海道53次(往路編)66

京都1(京都)4月6日

 東海道53次目の大津宿からは京都へ。東海道のゴール、三条大橋を目指す。

 国道1号に合流し、坂を登りつめたところが逢坂山峠。そこには「逢坂山関址」の碑が建ち、小公園になっている。

 峠から右側の旧道に入ると、鰻料理の老舗「かねよ」がある。峠を下り、京都府に入る。国道1号と分れ、山科に入り、最後の峠、九条山の日ノ岡峠を越える。

 よく「京の七口」といわれるが、この道は「粟田口」。日ノ岡峠はかつては難所で、雨や雪が降れば、牛車や馬車はぬかるみに車輪をとられて立ち往生した。日ノ岡峠を下っていくと京阪三条駅前に出、鴨川にかかる三条大橋を渡る。この橋が東海道の終点だ。

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夕日を浴びた逢坂山峠

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「逢坂山関址」の碑

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逢坂山峠には常夜灯が残っている

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山科の町並み

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京阪三条駅前

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東海道の終点の三条大橋