ユーラシア大陸横断(35)レオン→サンチャゴ
(『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収)
2002年8月9日(金)曇のち雨 レオン→サンチャゴ 330キロ
7時、朝食。パン、チーズ、ハム、コーヒー。
8時、出発。レオンからはN120→N6→A6でクルーニャに向かう。
天気は崩れ、雨が降り出す。雨の峠越えは寒かった…。
雨宿りをするかのように、カフェで昼食。ソーセージと骨つき肉を食べる。
「N」は国道。「A」は高速道路。スペインではオートピスタといっている。
クルーニャからサンチャゴへ。15時、サンチャゴに到着。郊外のホテルに泊まった。歩いて町の中心へ。
サンチャゴは中世以来の聖地。聖ヤコブ巡礼の終点として全ヨーロッパから大勢の巡礼者を集めている。
フランスのバイヨンヌを出発して以来、徒歩や自転車の巡礼者たちを何度となく見かけたが、すべての人たちはここ、サンチャゴを目指していたのだ。日本の四国八十八ヵ所巡礼の旅と似ている。そんなサンチャゴ巡礼の道は「カミノ・デ・サンチャゴ」といわれている。
古い町並みを歩き、カテドラル(大聖堂)へ。そこでも大勢の巡礼者を見かけたが、ゴールまでたどり着いた安堵の表情がどの顔にも浮かんでいた。
夕食はホテル前のレストランで。本岡さんと一緒にぶ厚いビーフステーキを食べた。本岡さんは「ユーラシア軍団」唯一の女性だ。
サンチャゴの旧市街
サンチャゴの大聖堂