賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

ユーラシア大陸横断(33)バイヨンヌ→ブルゴス

 (『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収)

2002年8月6日(火)晴 バイヨンヌ→ブルゴス 386キロ

 7時、朝食。ホテルのレストランで。クロワッサン&フランスパンとハム、チーズ、サラミ、コーヒー。

 8時、出発。ピレネー山脈に向かっていく。じきに山中に入り、フランス・スペインの国境を越える。小さな流れに架かる橋が国境。だが、いわれないとわからないほどで、まったくのフリーパスでスペインに入った。

 ピレネー山脈の標高1057メートルのイバネッタ峠を越え、パンプローナの町に下っていく。ここはスペインからの分離独立を求めているバスク人の古都。つづいてビトリアの町を通り過ぎたが、ここはバスク国の首都といったところだ。

 イベリア半島に入ると、いっぺんに風景が変り、乾燥した牧草地が広がっている。一面のヒマワリ畑も見られた。

 16時、ブルゴスに到着。「ホテル・プエルタ・デ・ブルゴス」に泊まる。

 町を歩く。バーに入り、スパニッシュオムレツとオリーブの実を添えた魚料理を食べながらセルベッサ(ビール)を飲む。

 夕食はチャイニーズ・レストランで。ワンタンがうまかった~!

1875、ピレネー山脈のイバネッタ峠を越える

ピレネー山脈のイバネッタ峠を越える

1877、刈り取られた牧草地

刈り取られた牧草地

1876、一面のヒマワリ畑

一面のヒマワリ畑

1878、ブルゴスで泊まったホテル

ブルゴスで泊まったホテル