賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

四国八十八ヵ所めぐり(127)

2009年5月2日(小豆島・その30)

 坂手から草壁へ。

 草壁港の岸壁をスタートし、正面に聳え立つ寒霞渓の山並みに向かって一気に登っていく。

 まずは小豆島の最高峰、標高816メートルの星ヶ城山に登る。この山は小豆島の最高峰であるのと同時に、瀬戸内海の島々の最高峰にもなっている。

 山頂直下までバイクで行けるので簡単に山頂に立てる。星ヶ城園地の駐車場から東峰(816m)まで400メートル、西峰(804m)までは350メートルでしかない。1時間もかからずに東峰、西峰とまわれるのだ。山頂一帯は中世の山城跡になっている。

 つづいて寒霞渓へ。

 もともとは神懸山(かんかけやま)といっていたものが、香川出身の詩人、藤沢南岳(1842~1920年)の命名で「寒霞渓」となり、それが定着した。今では小豆島一番の観光地で、妙義山耶馬渓とともに「日本三大渓」といわれるほど。全山が燃える秋の紅葉は見事。新緑の寒霞渓もすばらしい。

 展望台からの眺めは絶景で草壁の町並みを一望し、内海湾の向こうに突き出た田ノ浦半島も一望する。

 ここでは九州からやってきたライダーの藤本さん、日高さんと出会い、絶景を眺めながらしばしの立ち話をした。

 寒霞渓からは銚子渓を見下ろし馬越へ。そこから土庄へと下っていった。

 土庄港のフェリーターミナルでは「かけうどん」を食べたが、1杯180円!

 小豆島急行フェリーの「第七しょうどしま丸」に乗船し、高松へ。

 高松港に上陸すると、スズキのバイクショップ「SBS栗林」でアドレスのオイル交換をしてもらい、「東横イン高松兵庫町」に泊った。

「さー、明日からまた、がんばって四国を走ろう!」

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草壁港を出発

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小豆島の最高峰へ

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寒霞渓の展望台

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寒霞渓からの眺め

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寒霞渓で出会った藤本さんと日高さん

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土庄港の「かけうどん」

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「第七しょうどしま丸」に乗船

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離れゆく土庄港

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瀬戸内海の夕日

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高松港に到着

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スズキのバイクショップ「SBS栗林」で

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高松の夕食は「肉玉ぶっかけうどん+天ぷら」

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東横イン高松兵庫町」に泊る