賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

四国八十八ヵ所めぐり(54)

2009年4月23日(松山→大三島・その4)

 大島南部の下田水を出発。島国道の国道317号を行く。まずは亀老山へ。山頂展望台からの眺めはすごい。足下に来島海峡大橋を見下ろし、瀬戸内海の向こうに四国山脈の山並みを眺める。

 国道317号で大島北部の宮窪へ。ここにある「村上水軍博物館」を見学。戦国時代、「海の大名」と呼ばれ、瀬戸内海を自由自在に駆けめぐった村上水軍。その資料が展示されている。

 村上氏は三島村上氏といわれるように来島、能島、因島の3家から成り、強い同族意識を持っていた。ここは「能島村上氏」になる。能島というのは宮窪のすこし北にある小島。鵜島と重なりあって見える。その間の瀬戸(宮窪瀬戸)は、「えー、これが海!?」と、驚きの声が出たほどの急流。まるで山間を流れる渓流のようだった。

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亀老山に到着

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亀老山の亀の石像

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亀老山の展望台

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亀老山から来島海峡大橋を見下ろす

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亀老山から見る四国山脈の山並み

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大島の国道317号を行く

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大島北部、宮窪の海岸

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村上水軍博物館

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村上水軍の復元された小早船

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村上水軍の船の模型

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これが大島。赤丸は村上水軍博物館

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能島(手前)と鵜島を見る

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大島の石切場

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大島大橋。対岸は伯方島