四国八十八ヵ所めぐり(34)
2009年4月17日(鬼北→松山・その1)
民宿「ON&OFF」の朝食はボリューム満点。食べ終わると、ご主人の野村さんとコーヒーを飲みながら話す。野村さんは裏山のシイの木を見ながら、「表年」と「裏年」の話をしてくれた。「表年」の年は木の勢いがものすごいという。それが「裏年」になるとおとなしくなるという。
それは人生にもあてはまることで、木でも人でも「表年」だけではなく、「裏年」も必要なのだという。「裏年」の間に力を蓄えるのだと野村さんはいう。
8時、民宿「ON&OFF」を出発。国道320号→県道57号→県道31号で第41番の龍光寺へ。ここには山門はない。石段を登っていくと、中央には稲荷神社があり、左手に本堂、右手に大師堂がある。十一面観音をまつる本堂と大師堂をまわったあと、稲荷神社を参拝した。
弘法大師がこの地を訪れたとき、白髪の老人が現れ、「我、この地に住み、仏法を守護し、民に利益せん」と告げて姿を消したという。大師はこの地が霊場であることを知り、この寺を創建したのだという。
民宿「ON&OFF」の朝食
民宿「ON&OFF」を出発
第41番の龍光寺に到着
龍光寺本堂
龍光寺の十一面観音
龍光寺の大師堂
稲荷神社
龍光寺からの眺め
龍光寺の案内板