賀曽利隆 STILL ON THE ROAD !

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。

ユーラシア大陸横断(21)ニジニノブゴロド→モスクワ

 (『ツーリングGO!GO!』2002年11月号 所収)

2002年7月25日(木)晴のち雨 ニジニノブゴロド→モスクワ 450キロ

 夜明けの町歩き。

 ニジニノブゴロドの町を歩く。トロリーバスが走っている。トラム(路面電車)が走っている。オンボロバスが走っている。

 8時、「ホテルベルグ」のレストランでの朝食。パン、チーズ、ハム、それとポテト、キューリを添えたチキン。

 9時、出発。M7でモスクワへ。4車線の道。今日も晴れてるが、雲が出ているので、すこしはしのぎやすい。それにしても連日の猛暑。

 M7沿いのガソリンスタンドで給油したときのことだ。給油中に突然、給油機のホースが外れ、そばにいた日向野さんは頭からガソリンをかぶった。もし何かの拍子で発火していたら、大惨事になるところだった。信じられないような出来事だったが、何が起きるかわからない…。これがロシア。

 夕方から雨になった。

 雨をついて走り、18時45分、モスクワに到着。

 ウラジオストックから8512キロ。それプラス、ブラゴベシチェンスク→チタ間の列車、約1000キロがある。

 モスクワでは「イズマイロボ・ホテル」に泊まった。7500室もある巨大ホテル。夕食はホテルのレストランで。まずはモスクワ到着を祝ってロシアン・ビールで乾杯。そのあとビーフステーキ&牛タンの夕食を食べた。

1837、早朝のニジニノブゴロドを歩く

早朝のニジニノブゴロドを歩く

1838、雨のモスクワに到着!

雨のモスクワに到着!